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こうめ

雪の朝、ももが動かへん

· カテゴリ: 動物・ペット

朝、実家の庭に雪がうっすら積もっていました。仕事の前に少しだけ顔を出したら、ももが縁側の下で、じっとしとる。

十歳になって、鼻のまわりにちょっとだけ白いものが増えました。若いころは雪を見ると庭じゅう走りまわったのに、今日は前足を片方ずつそっと出して、雪の冷たさを確かめるみたいに歩いていました。ほんまに、慎重やなあ。父が「もう散歩は短めでええんや」と言って、ももの首をなでていました。

祖母がいたころは、離れの戸があくと、ももが真っ先に走っていったことを思い出します。祖母は「ももは寒がりやさかい」と言って、いつも座布団を一枚、廊下に置いてやっていました。その座布団は、いまも縁側の隅にあって、今朝はももがそこで丸くなっていました。たぶん、ももも覚えとるんやろな。

帰りがけに頭をなでたら、目だけ動かして、しっぽの先がぱたん、と一回。それだけで、朝の冷えがすこし和らぎました。夜は台所で、ブラックのコーヒーを淹れて、ひと息。まあ、ええか。

もも

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