文庫本一冊に二週間かかった理由
試験前に読み終えるつもりだった文庫本を、ようやく読み終えた。薬学部の友人に勧められた科学史のエッセイで、全部で248ページ。読み始めたのが2月の初めだから、一冊に二週間。試験勉強をしていたから、というのは言い訳です(ええ、言い訳)。
読むのは、ほとんど朝の電車の中。通学は片道50分で、座れた日は1日20ページほど進む。座れない日は、吊り革につかまったまま3ページ。案の定、ページ数にはっきり差が出ました。誰も驚いていませんが、わたしの体力では立ち読みならぬ立ち読書は長続きしないらしいです。
中身は、昔の薬がなぜ「効く」と信じられたのか、という話。いちおう調べながら読んだんですけどね、効いていたのは薬じゃなくて安心感だった、という例がいくつも出てくる。今の授業で聞く話とずいぶん近い。ていうか、あの講義の元ネタ、ここにあったというわけです。知らずに聞いていたのは、まあ、わたしだけでしょう。
途中、同じ箇所を三回読み返した。眠かったのではなく、一文が長すぎたせいだと思いたいところです(思いたいだけ)。読み終えた日は、帰ってから紅茶を一杯、早めに寝た。
次は薄めの本にする。念のため、買う前にページ数を確かめておく。
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