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市民ブログ » 五線譜の余白に

こもれび

白衣の袖がまだ余っている

· カテゴリ: 仕事・学校

病院の実習が始まって、もうすぐ一か月。去年の実習日誌を見返したら、書いてあるのは三行だけだった。段取りの悪さは、記録にも出るらしいです。

朝は八時に薬剤部へ入る。最初の一週間は、錠剤の数え方と、散剤の量り方だけ。機械で数えられるのに、人の目で確かめる工程が残っているのは、間違いが起きたときの最後の関所だから、だそうで。納得はした。したのに、わたしの指は案の定、四十錠のところで数えなおし。(知っていました)

白衣は借り物で、袖が余っている。158cmに合うサイズは在庫になかった、らしいです。ていうか、袖より先に、患者さんへの声のかけ方のほうが余っている。「お薬、お変わりないですか」の一言に、指導の先生は十秒かける。わたしは三秒。この差が経験、というやつ。まあ、そういうものです。

帰りの電車は、座れば寝る。体力は初週でほぼ底をついた。それでもかもめ駅前公園のベンチで紅茶を一本飲む十分間だけは、毎日欠かさない。今日は霧雨だったけれど、屋根の下なら問題なし、という計算。誰も驚いていませんが、いちばん疲れているのは袖ではなく、わたしです。

実習大学仕事

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コメント

たびねこ 2013-04-02
毎日の十分間、きっと大事な時間ですね。霧雨の日の屋根の下も、ちょっといい景色になりそうです。
こもれび(投稿者) 2013-04-03
ありがとうございます。あの十分間があるから、翌朝また八時に入れる気がしています。霧雨の日は、屋根を打つ音を聞きながら飲んでいました。

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