白衣の袖がまだ余っている
病院の実習が始まって、もうすぐ一か月。去年の実習日誌を見返したら、書いてあるのは三行だけだった。段取りの悪さは、記録にも出るらしいです。
朝は八時に薬剤部へ入る。最初の一週間は、錠剤の数え方と、散剤の量り方だけ。機械で数えられるのに、人の目で確かめる工程が残っているのは、間違いが起きたときの最後の関所だから、だそうで。納得はした。したのに、わたしの指は案の定、四十錠のところで数えなおし。(知っていました)
白衣は借り物で、袖が余っている。158cmに合うサイズは在庫になかった、らしいです。ていうか、袖より先に、患者さんへの声のかけ方のほうが余っている。「お薬、お変わりないですか」の一言に、指導の先生は十秒かける。わたしは三秒。この差が経験、というやつ。まあ、そういうものです。
帰りの電車は、座れば寝る。体力は初週でほぼ底をついた。それでもかもめ駅前公園のベンチで紅茶を一本飲む十分間だけは、毎日欠かさない。今日は霧雨だったけれど、屋根の下なら問題なし、という計算。誰も驚いていませんが、いちばん疲れているのは袖ではなく、わたしです。
コメント
こもれび
ありがとうございます。あの十分間があるから、翌朝また八時に入れる気がしています。霧雨の日は、屋根を打つ音を聞きながら飲んでいました。
ありがとうございます。あの十分間があるから、翌朝また八時に入れる気がしています。霧雨の日は、屋根を打つ音を聞きながら飲んでいました。
関連する記事
- 傘をさしたまま、ミニトマト七つ(ごんた)
- 八月最後の日、軽トラの荷台に残っとったもの(ごんた)
- -20.8℃の朝、小雨(ほしみ)
- 霧雨の月曜、36℃の荷台(ななみん)
- 霧雨の朝、バンダナを選びながら(なつみん)
| « 文庫本一冊に二週間かかった理由 | 36.9℃の朝 » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 家族・子育て(432) 食・料理(105) 季節・行事(167) 動物・ペット(93) 趣味・おでかけ(413) 日記・雑記(73) 仕事・学校(246) 暮らし・家計(124) 体と健康(133) 世の中のできごと(12) |
|---|---|
| タグ | 日常家族仕事雑記母行事体調実家息子夫近所職場冬ごはん育児夏節約秋長女日曜日失敗猫休みおでかけ散歩畑休日自転車長男パッチワーク |
毎日の十分間、きっと大事な時間ですね。霧雨の日の屋根の下も、ちょっといい景色になりそうです。