小屋のホイロは、24℃で止まった
朝5時に小屋に入った。漁は休みの日で、外は小雨だ。気温は19℃ほどで、梅雨のあいだは物置を直した小屋の壁が湿る。
ホイロの設定は28℃にしてあるのに、確認すると庫内は24℃で止まっていた。生地は予定より40分長くかかったが、膨らみ方は悪くなかった。温度計が嘘をついたわけではなく、箱の方が追いつかなかっただけだ。
原因は、たぶん庫内の水の量である。昨日、水を足し忘れたのを、一応ここに記録しておく。ヒーターが湿気に負けたとは考えにくいので、水を入れ直して様子を見ている。
焼き上がりは8時10分。クープは開いたが、割ってみると気泡の大きさが不ぞろいだった。祖母が生きていれば、膨れるのを急がせるものではないと言ったはずだ。毎回それを言う人だったので、いまでは自分が言っている。
ごまが小屋の戸口に座って、焼き上がりの匂いが出てくるのを待っていた。パンの端を少しだけ分けた。犬は、発酵の遅れには文句を言わない。
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