杖の音が、少し揃ってきました
今日は午前中、母に店を任せて、父の通院に付き添いました。リハビリの日です。病院の待合室は、霧雨のせいか湿っぽくて、傘立てがいっぱいでした。
父は倒れてから五か月になります。右半身に軽い麻痺が残っていて、杖を使っています。廊下を歩く練習を横で見ていたのですが、杖の音と右足を出す音の間隔が、先月よりも揃ってきたなあ、と思いました。こつ、ずる、こつ、ずる、という感じだったのが、いまは、こつ、とん、に近いです。地味ですが、毎日の積み重ねなんでしょうね。家でも、朝と夕方に廊下を往復していて、母が数を数えています。十往復を目標にしていますが、八往復で止まる日が多いかな。(細かい話ですみません)
先生には、箸を持つ手の訓練も勧められました。父は無口なので、うなずくだけです。帰りに、北野ひろばの前を通ったら、ベンチが空いていたので、少し座りました。杖を膝に立てかけて、十分ほど、ただ木陰にいただけです。父は何も言いませんでしたが、帰りの車では、いつもより表情がやわらかかったです。
店に戻ったのは昼前でした。夜は、父の寝たあとに、書き場で半紙を二枚だけ書きました。もう少し落ち着いたら、父の名前を書いた紙でも、渡してみようかなと考えています。まあ、字を見てくれるかどうかは、わかりませんが。
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