小雨の縁日、提灯がにじんでいた
3連休の真ん中、小雨でした。ずっと寝ていたい気もしたけど、近所の神社で縁日があると聞いて、昼すぎに出かけました。
最高気温が6℃だったので、さすがに屋台は少なめです。それでも、たこ焼きと甘酒と、みかんを積んだ出店が三つ四つ。傘をさしたおじさんが、湯気の向こうでじっと火を見ている。あー、これですよね。冬の縁日って、人が少ない分だけ、提灯の明かりがやけにやさしく見えるんですよね。濡れた石畳に赤い色がにじんで、わたしはしばらく立ち止まって眺めていました。
ちょっと語らせてください。秋祭りの太鼓台は、夜に提灯が一斉に灯る瞬間がいちばん好きなんです。あれを小さくしたような、境内の提灯が三十個ほど。ひとつずつ紙の張りが違うし、墨の字のかすれ具合も違う。仕事柄、ついレタリングの線の太さを見てしまうんですよね。この「え」の止めがいいとか、ここは筆圧が弱いとか。通勤電車で読んでいるマンガに、こういう縁日の回があって、あの描き込みを思い出したりもして、もう、たまらんのです。(語りすぎました)
帰りにみかんを一袋買いました。六百円くらい。甘酒で手をあっためながら、傘の柄を肩にのせて歩いたら、肩こりがちょっと楽になった気がします。あしたはまた机に戻るけん、今日はこれで充電です。とりあえず、そんな一日でした。
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