千歳飴を定規で測ってみた
学校の帰りに、近所の瀬戸見神社の前を通ったら、七五三の親子がまだ何組か境内に残っていました。週末に済ませる家が多いはずですが、十五日が本来の日なので、平日にわざわざ来る家もあるようですね。なるほど、と思いながら、鳥居の脇で少しだけ足を止めました。
七歳くらいの女の子が千歳飴の袋を両手で抱えていて、袋から飴がはみ出していて、思ったより長いな、と気になったのです。そこで帰ってから、家に残っていた去年の袋を探して定規を当てたところ、三十センチ弱でした。見かけた子のはその倍近くありそうでしたが、測ったところで何の役にも立ちません(笑)。
夕食のあとで祖母にその話をしたら、押し入れからアルバムを出してきてくれて、妹が七歳のときの写真を一緒に眺めることになりました。当時十歳の僕はなぜか仏頂面で写っているのですが、目が行ったのは妹の肩にかかった白いショールのほうで、祖母が編んだものだそうです。ガーター編みで端がきれいにそろっていて、編み物を始めて二週間の僕には、これがいちばん難しいと分かるようになりました。
祖母は「あれは三日で編んだ」と言って笑っていました。理屈の上では僕も三日あれば編めるはずですが、たぶん無理ですね。とりあえず今夜は毛糸玉をひとつ巻いてから寝ます。まあ、一応、これが修行の第一歩ということで。
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