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あかはら

朝の5分観察に、モズが三回

· カテゴリ: 仕事・学校

十月二十一日、水曜日。出勤して、いつもの「朝の5分観察」をしました。理科室の窓から見えるのは、校舎裏の電線と、その向こうの柿の木です。今朝は、電線の端にモズのオスが一羽。キィー、キィー、キィーと、鋭い声で三回続けて鳴いて、そのあと少し間をあけて、また三回でした。

観察ノートに声の回数を書いていた生徒の一人が、「先生、あれは怒っちゅうがですか」と聞いてきました。怒っているように聞こえるのは、もっともです。ただ、あれは「高鳴き」といって、秋のなわばり宣言です。春のさえずりとは別のもので、餌の少ない冬を越すために、自分の持ち場を決めているわけですね。ちなみに、モズは捕まえた虫やカエルを枝に刺しておく習性があって、これを「早贄」と呼びます。誰に教わったわけでもないのに、そういうことをするのが不思議です。

このへんでは、高鳴きを聞くのは十月の半ばからやき、今年もほぼ例年どおりでした。雨が続いたあとで、尾をゆっくり回しながら、羽をふくらませて鳴いていました。五分の観察のはずが、僕のほうが窓の前で十分近く立っていて、後ろから「先生、一時間目が始まります」と言われてしまいました(笑)。

野帳には「7:52 モズ♂ 高鳴き 三回×二」と書いておきました。数えた生徒のノートと、回数が一致していたのが、少しうれしいところです。まあ、そういうことです。

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