ハマシギ、三百羽くらい
当番明けの朝、帰る前に潮見の堤へ寄りました。くもりで、十月も終わりに近いのに上着がいらんくらい暖かい。潮は引きかけで、泥の上がまだ光っていました。
ハマシギがおったばい。数えてみたら三百羽くらい。一番最初に気づいたのは姿より音で、細かい羽音がざわざわ聞こえてきた。双眼鏡で端から数えよったら、急に全部が浮いた。ハヤブサが低く抜けていったんですよ。群れがひとつの生き物みたいに回って、腹の白と背の茶色が交互にひっくり返る。数えとった数字は、そこで全部飛んだ。全然よか見ものでした。
堤の階段は、右膝にちょっと響きます。降りるときはゆっくり。ばってん、あの群れを見たら、膝のことは忘れるもんたい。
帰って夫に「靴が泥くさか」と言われました(笑)。玄関で靴を洗って、仮眠。起きたら昼で、母の差し入れの煮付けがありました。まぁ、そんなもんたい。
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