雨の月曜に、父の盆栽に水をやる
朝六時に実家へ。雨は一日降るという予報でしたが、出がけはまだ小降りでした。父が亡くなって三か月になります(二月十八日でした)。母はひとり暮らしにも少し慣れたようで、台所から味噌汁のにおいがしていました。
庭の隅に、父の盆栽が十鉢ほど残っています。黒松が中心です。水やりは母に任せきりだったのですが、先週「枯らしたらいかんき」と言われ、今朝は僕がやりました。じょうろを傾けながら気づいたのですが、父は鉢ごとに水の量を変えていたようです。縁の欠けた鉢だけ、受け皿の置き方が微妙に違う。水はけを考えた跡でした。無口な人でしたから、そんなことは一度も聞いたことがありません。
ちなみに、黒松の新芽は五月から六月に、ろうそくのように伸びます。そのまま伸ばすと樹形が崩れるので、指で摘んで長さをそろえる「みどり摘み」という作業をします。父の手は大きく、溶接の火で荒れていましたが、この作業だけは驚くほど細かかった。今朝見ると、新芽はもう伸び過ぎていました。摘み方を、誰にも教わっていません。
雨が強くなってきたので、鉢は軒下に寄せました。新築の家の庭にも置けるかどうか、母と話しました。たぶん、急いで決めることではないのでしょう。もう少し、水やりを覚えてからにします。まあ、そういうことです。
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