在庫が合わない朝
朝、開店前の薬局に着いて、棚の在庫を数えた。月に一度の確認である。
錠剤が一箱、帳簿より多かった。数え直してもやはり多いので、どこかで記入がもれたのだろうと見当をつけて、伝票を一枚ずつさかのぼっていった。
見つかったのは先週の納品の日で、数がひとつ書き写されていなかった。原因は小さい。小さいものほど探すのに時間がかかるな、と思う。
帳簿を直して、赤ペンで訂正印を押し、余白には日付も入れておいた。後から見た人が、何があったか分かるようにしたい。いや、長いな。
霧雨で湿気の多い日だった。立ち仕事で足は重いが、棚の数がそろうとやはりすっきりする。
このところの猛暑で、冷たい物ばかり口にして体調をくずす人が多い。西日本の豪雨の被害もまだ続いていて、薬の手配が遅れる地域もあるらしい。こちらは棚の数が合えば、ひとまず十分である。
夜は晩酌にビール1缶。長男が、宿題の進み具合を聞いてもいないのに話してきたので、なるほど、と聞いた。
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