西峰公園の蝉しぐれは、少し弱くなっていた
仕事が一段落した夕方、西峰公園まで歩きました。この日は一日くもりで、日差しは弱かったのですが、最高気温は34度を超えていて、蒸し暑さは昼間から残ったままでした。
園内に入ると、蝉の声が聞こえます。ただ、お盆前に聞いたときの、頭の上から降ってくるような勢いはありません。ミンミンゼミは数が減って、代わりにツクツクボウシの、途切れ途切れの声が目立ちます。同じ蝉でも、声が変わると、季節の針がひとつ進んだように聞こえます。
池のそばのベンチで、しばらく座っていました。足もとには、ひっくり返った蝉が一匹。そっと草の上に移そうとしたら、まだ羽が動きました。
帰りがけに、短歌の下書きを手帳に一行だけ書きました。「弱くなる」という言葉を使うか、「遠くなる」にするか、まだ決まりません。どちらも似ているようで、声の聞こえ方がずいぶん違います。歌会までに、もう少し歩いて考えるつもりです。
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