工場がやすみだった二週間のこと
4月に、工場が二週間ほど休みになりました。注文が減ったからです。給料は、一部だけ出ました。
はじめの三日は、どうしてええか分からんかった。朝は、いつもの時間に目がさめます。顔を洗って、猫にごはんをやって、それでもまだ六時前です。ちょっと、ぼんやりしました。
合唱の練習も休みなので、歌う場所がありません。お風呂で、小さい声で歌ってみたけど、ひびかなくて、さびしかったです。かわりに、編みかけのベストを、ずいぶん進めました。老眼鏡をかけて、朝から昼まで編んで、肩がこりました。猫は、毛糸の玉にじゃれて、ぼくのひざで寝ます。母はひざが痛いので、あまり動かず、二人と一匹で家にいる日が多かったです。
今は工場にもどって、布の傷を見ています。でも、前より仕事の量が少ない日があります。マスクをして見るので、息が苦しくて、目もつかれます。班の人は、みんな無口になりました。もともとぼくも口数が少ないので、あまり変わらんのやけど。
今日は霧雨でした。帰りに、どら焼きを一つ買いました。ぼちぼちです。また書きます。
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