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つぐみ

母の三回忌から、三年と四か月

· カテゴリ: 家族・子育て

くもりの日曜日でした。朝のうちは風がすこしあって、庭の柿の若葉が、ゆれていました。

母が亡くなって、三年と四か月になります。実家の仏壇に手をあわせに行って、弟が先に掃除をしてくれていたので、わたしは花を替えただけでした。母が使っていた座布団は、まだそのままです。

施設に入るまでの二年ほどは、週に二、三回、通っていました。あのころは、毎日がしんどくて、母の顔を見るのもつらい日がありました。同じことを何度も聞かれて、そのたびに同じ答えをする。それでも帰りぎわ、母が「また来てな」と言うのです。今になって、あの声ばかりが残っています。ほんま、不思議なものやなあ、と思います。

夫を見送り、そのあとで母を見送って、わたしの暮らしはずいぶん静かになりました。さびしい、とは少しちがって、庭の鳥の声がよく聞こえる、ということです。今朝もシジュウカラが、餌台に来ていました。

そういえば、帰りの道で、母が好きだった卯の花をみつけました。ふふ、まだ咲いていたのですね。

 卯の花や母の座布団うすく日に

母家族俳句

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