霧雨の朝、軽自動車のワイパーを替えた
月曜の朝は、霧雨でした。降るというほどではなく、細かい水の粒が、ふわりと漂っているような天気です。犬の散歩は、傘をささずに、フードをかぶって行きました。
仕事部屋に入る前に、軽自動車のワイパーを替えました。先週あたりから、拭いたあとに細い筋が残るようになっていて、気になっていたのです。ゴムは、見た目には切れていなくても、一年もたてば硬くなるものだそうです。説明書を見ながら、古いゴムを引き抜き、新しいものを差し込みます。カチリと音がして、収まりました。
作業は五分ほどで終わりました。試しに、窓に水をかけて動かしてみると、一度でぴたりと拭き取れます。視界が澄むと、運転する気持ちまで、すっと軽くなるから不思議です。
考えてみると、仕事でも、ほんの少しの曇りが、あとで大きな手戻りになることがあります。校正の前に、色や文字の端を、もう一度だけ見直す。それと同じ類の手入れなのだと、ひとりで納得しました。
午後は、納品の打ち合わせで、霧雨の中を走ります。替えたばかりのワイパーが、静かに働いてくれるはずです。
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見た目では分からなくても、ゴムは硬くなるのですね。筆の毛先も、使い込むと同じようなことがありますよ。