朝の庭と、ねぎの白いところ
月曜の朝、五時に目がさめた。今日は早番で七時からの勤務なので、まだ暗いうちに台所で熱い番茶をいれて、母が起きてくるのを待っていた。
昨日は晴れて日中は二十度ほどあったが、朝の空気はだいぶ冷たい。母はジャンパーを着て、もう畑に出ていた。わたしも出がけに少しだけ手伝って、ねぎの土寄せをした。くわを入れると、しめった土のにおいがする。
母は畑のことになると手がよく動く。このごろは同じことを二度言うことがあって、「ねぎ、白くなっべな」と言うので「んだな」と答えた。さっきも聞いた話だったが、そう答えた。
職場へ向かう車の中で、ラジオから古い歌謡曲が流れてきた。信号で止まったまま最後まで聞いてしまったのに、曲の名前がどうしても出てこなかった。まあ、そういう朝もある。
土寄せねぎの白さに朝の霜
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