母の携帯と、玄関先の30分
日曜日の朝、長女を連れて実家に寄りました。母から「携帯の文字が小さくて、メールが打てない」と電話があったからです。夫は家で昼まで寝かせておくことにして、長女と二人で出かけました。
玄関を入ると、母はもう携帯を手に待っていました。見ると、文字の大きさの設定が一番小さくなっています。以前、孫の写真を見やすくしようとして、どこかを触ったのだそうです。設定の画面を開いて、一番大きいサイズに変えると、「なるほど、こんなに簡単だったの」と母は目を丸くしていました。メールの打ち方も、紙にメモをして渡しました。順番に、番号をふって書いておいたのです。こういう手順の説明は、仕事で慣れているはずなのに、親が相手だと少し難しいものです。
父は、といえば、台所でお茶をいれていて、「もう新しいのに替えたらどうだ」と母に言っていました。最近はスマホに替える人が多いと聞きますが、母は「これで十分」と譲りません。私もまだ携帯のままなので、あまり強くは勧められませんでした。値段を比べても、毎月の料金が今より上がるのは、やっぱり気になります。
帰りぎわ、母は長女を抱いて、「また教えてね」と言いました。外は、くもりで寒く、吐く息が白かったです。次は、写真の送り方を教える約束です。手伝いは30分ほどでしたが、母の笑った顔が見られて、行ってよかったと思いました!
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