雨の日、銀杏の実を拾いに行くには早かったようです
朝から雨が降ったりやんだりで、気温も二十度をなかなか超えませんでした。水曜日は、病院に行かなくなってからは何も予定のない日です。昼前に、夫と傘をさして、朝日ヶ丘神社まで歩いてみました。
境内の銀杏は、まだ葉が緑のままでした。足もとを見ても、実はほとんど落ちていません。去年は、今ごろ夫が袋を持って張りきっていたのですが、今年は少し早かったようです。夫は何も言わず、木をしばらく見上げていました。
濡れた石段に、ところどころ青い小さな実が、ぽつんと一つ二つ。拾うほどもなくて、そのまま通りすぎました。お賽銭を入れて手を合わせると、雨粒が傘をたたく音だけが、やけに大きく聞こえます。
帰り道、夫が「来週かな」とだけ言いました。黄色くなった葉の下を、また二人で歩くのでしょう。家に戻って、濡れた靴に新聞紙を詰めてから、お茶をいれました。実を拾えなくても、秋の入り口を見てきたような、のんびりした午前でした。
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予定のない水曜日に、ご夫婦でゆっくり歩けるの、すてきですね。濡れた靴に新聞紙、わかります。