「ばあば、見て見て」の声
今日は土曜日で、嘱託の仕事はお休みでした。霧雨がぱらつく朝でしたが、昼前には空が明るくなってきたので、長女の家族に会いに、札幕まで車で出かけました。二人目の孫が生まれてから、はじめてのゆっくりした訪問です。
玄関を開けると、はるくんが走ってきて、「ばあば、見て見て」と、折りたたんだ折り紙を差し出しました。四歳になって、言葉がずいぶん達者になりました。「これはね、カブトムシ。でも、ちょっとつぶれたの」と、自分で説明まで付けてくれます。つぶれたカブトムシは、たいへん立派でした。
午後は、雨のあがった合間に、近所の桜台公園ではるくんと散歩をしました。水たまりを見つけるたびに、長靴でぴょんと入って、「ばあばも」と誘ってくれます。私は運動靴だったので、横で見ていることにしました。ひなたは、長女に抱っこされて、私の赤い眼鏡ケースをじっと見つめて、手を伸ばしていました。
帰りの車で、はるくんの「ばあば、また来てね」を何度も思い出していました。夫に、つぶれたカブトムシの写真を見せると、「いい出来だ」と、真顔でうなずいていました。
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