夫が、雨の中を傘もささずに
今日は朝から霧雨で、六月というのに、肌寒い一日でした。最高気温も10度ほどで、ストーブをつけようか迷ったくらいです。
土曜日は私の仕事が休みなので、夫と二人でゆっくりした朝でした。夫は、いつものように朝の散歩に出かけました。「降ってるよ」と声をかけると、「このくらいなら、平気」と言って、傘も持たずに玄関を出ていきました。
一時間ほどして帰ってくると、頭がしっとり濡れています。薄くなった頭に、小さな水の粒がいくつも光っていて、見ているこちらが笑いそうになりました。本人は気にする様子もなく、「朝日ヶ丘神社の木が、雨で緑が濃くなっていたよ」と、うれしそうに話してくれます。無口な夫が、道ばたの景色のことを話すのは、めずらしいのです。
タオルを渡すと、おとなしく頭を拭いていました。そのあと、あたたかいお茶を入れて、二人で縁側のそばに座りました。ミケは、夫のひざの上に、さっさと陣取っています。
午後は、私はパッチワークの続きを、夫は囲碁の本を広げて、それぞれ静かに過ごしました。雨の音を聞きながらの、のんびりした土曜日でした。
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