ひなたが、ぎゅっと指をにぎりました
三連休の初日、夫と二人で、長女の家へ会いに行ってきました。朝から雪も降らず、道もそれほど混まずに着きました。外は氷点下の一日でしたが、部屋の中はぽかぽかで、玄関を開けるなり、はるくんが走ってきました。
「ばあば、あしたね、サンタさん、くるんだよ」と、聞いてもいないのに教えてくれます。「なにをお願いしたの」と聞くと、少し考えてから「でんしゃ」。そのあと「あとね、あかいやつ」と付け足しましたが、赤い電車なのか、赤い何かなのか、結局わかりませんでした。長女は台所で笑っています。
生後九か月のひなたは、ちょうどつかまり立ちの練習中です。抱っこすると、私の指をぎゅっとにぎって、離してくれません。老眼鏡をずらして顔をのぞくと、じっと見返してきます。この指を、しばらく貸しておくことにしました。夫は、はるくんに頼まれて、積み木の電車を何度も並べ直していました。無口な人ですが、こういうときは根気がいいのです。
帰りぎわ、はるくんが「また、あしたもくる?」と聞きました。明日は来られないの、と言うと、少しだけ口をとがらせて、それから手をふってくれました。帰りの車の中で、夫が「赤いの、なんだろうな」とつぶやきました。同じことを、私も考えていたところでした。
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