二十年ぶりに針を落とすように
夕飯のあと、居間の隣の部屋で、高校のころに買ったCDを久しぶりに出しました。ジャケットの角が丸くなっていて、歌詞カードには、折りじわが四本。霧雨の火曜日で、窓を少し開けたまま、スピーカーの前に座りました。
1曲目は、針を落とすように、音量をゆっくり上げます。ベースの出だしが、思っていたより低くて、ああ、こんな音だったかなあと。当時は携帯プレーヤーの小さなイヤホンで聴いていたので、スピーカーで鳴らすのは、たぶん初めてです。全部で11曲、47分でした。
4曲目は、昼休みに何度もくり返した曲です。経理課の机で、電卓を叩く前にひと息つく、そのための曲でした。いま聴くと、歌い出しがほんの少し走っていて、そこがまた、いいんですよね。
父が庭仕事をしながら、ラジオを小さく鳴らしていたことを、ふと思い出しました。うちの音楽の部屋に、父の椅子はありませんが、まあ、そういう夜もあります。
最後の曲が終わって、部屋が静かになるまで、そのまま座っていました。時計を見たら、11時すぎ。明日も早いので、CDをケースに戻して、ラックの同じ場所に差しました。地味ですが、いい夜でした。
コメント
関連する記事
- 車の中の音量が、少し上がった(しゅん)
- 針を落とす前に、ジャケットを拭く(ぱうんど)
- チェーンの音が、少しうるさい(しゅん)
- 八月最後の日、軽トラの荷台に残っとったもの(ごんた)
- 見守るって、むずかしい(いとまき)
| « 霧雨の木曜、バター100gの夜 | 立冬の前の晩、柿をむく » |
カテゴリ・タグ
| カテゴリ | 家族・子育て(432) 食・料理(105) 季節・行事(167) 動物・ペット(93) 趣味・おでかけ(413) 日記・雑記(73) 仕事・学校(246) 暮らし・家計(124) 体と健康(133) 世の中のできごと(12) |
|---|---|
| タグ | 日常家族仕事雑記母行事体調実家息子夫近所職場冬ごはん育児夏節約秋長女日曜日失敗猫休みおでかけ散歩畑休日自転車長男パッチワーク |