猫は霧雨の土曜を、窓辺で過ごす
今朝は霧雨で、窓の外が白くけぶっているなか、わたしは朝のコーヒーを片手に、窓辺で雨粒の行方を目で追っている猫を観察していました。七歳になる茶白の雄で、体重は5.5kgほどあり、窓枠にきっちり収まる姿は、誂えたように見事です。
思い返すと、一昨日の晩は強い雨が降ったのですが、その前の夜、猫はやたらと念入りに毛づくろいをしていました。つまり、天気予報よりも一足早いわけで、次の現場の段取りも、この猫に相談したほうがよいのでしょうか。ただし、相談料として、おやつを要求されそうな気もします。
午後になって霧雨が上がったので、娘を誘って、近所の夕凪公園までぶらぶらと歩きました。外出を控える日が続いているせいか、近場の散歩がすっかり習慣になり、ベンチの位置まで覚えてしまったほどです。帰宅すると猫が玄関で待っていましたが、出迎えにしては、視線がわたしの手にある買い物袋へ一直線でした。中身は、ただの牛乳と食パンなのですが。
外に出られないもどかしさを、猫は人間よりよほど上手にやり過ごしています。窓辺で丸くなるだけで一日が成立するのですから、見習いたいものです。ひとまず今夜は、配信で落語を一席聴いてから、猫と同じ姿勢で寝ることにします。おあとがよろしいようで。
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