弟は、中学二年になりました
弟が中学二年生になって、三週間ほどたちました。去年の春は制服が大きくて、袖から指先しか出ていなかったのに、いまはもう手首が見えています。母が「また買い替えかな」と、ため息まじりに笑っていました。
弟は、学校から帰ると、部活のジャージのまま居間で寝転がっています。何の部活かは、本人があまり話さないので、細かくは書きません(笑)。ただ、洗濯かごに入っている靴下が、毎日きれいに真っ黒です。
先日、弟の部屋の前を通ったら、机に英語の単語帳が開いてありました。ページの端が折れていて、赤ペンで線がたくさん引いてあります。声をかけると、「小テストで一回だけ八割取れなかった」と、少し悔しそうでした。私が中学のころは、点数をあまり人に言わなかったので、素直に話してくれるのが意外でした。
高校に入ったばかりの私は、プラモデルを作る時間も、相撲を見る時間も、前より減っています。そのぶん、夕飯の席で弟の学校の話を聞くのが、ひそかな楽しみになりました。祖母が相づちを打ち、ムギが足もとで耳を動かしているのを見ながら、聞いています。
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