大雪の夜、星は見えなかった
朝から雪で、昼過ぎには小屋の前が膝まで埋まってしまい、除雪機を二回出した。手を動かすしかない日だった。
夜、一応、庭に出てみた。空は真っ白で星は一つもなく、望遠鏡は出さなかった。見えないのは最初からわかってるのだが、それでも窓を開けて、しばらく外を見ていた。しゃっこい空気が顔にあたって、雪の降る音だけが聞こえる。
この時期は、木星と土星が夕方の南西に並んでいる。先週の晴れ間に庭から見たら、土星の輪はまだ細く傾いていて、木星の縞は二本、八センチの屈折でもちゃんと見えた。紙の星図に日付と時刻を鉛筆で書き込んで、今月はこれで四回目になる。
来週は、雲が切れたら沢見ヶ丘公園に行ってみようと思ってるが、この雪だと道がどうだべな。
母の施設には今週は行けなくて、電話だけした。「雪、すごいんだべ」と言われたので、んだな、と答えた。猫はストーブの前から動かない。
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