父の運転で、祖父を乗せて
今日は父の運転で、家族そろって出かけました。祖父を後ろの席に乗せて、母と妹とぼくの五人です。行き先は、少し離れた温泉地の日帰り入浴。先月から母が行きたいと言っていたのですが、地震の前に一度行っておこう、というわけではなく、ただ祖父の腰の具合がいい日を選んだ、というだけです。
天気はくもりで、最高気温も2℃に届かない寒さでした。道の脇には、まだ雪が固まって残っていて、田んぼは一面、うすい灰色でした。山の稜線だけが、雲の切れ間から差す光で白く浮いて見えて、なるほど、冬の景色はこういう静かな色なんだなあ、と窓に額をつけて眺めていました(眼鏡が曇りました)。
父は、ほとんど話しません。ハンドルを握ったまま、ときどきバックミラーで祖父を見ているのが、たぶん父なりの気づかいです。祖父は祖父で、「あの家の柿は、毎年よく成る」とか、通り過ぎる畑の話ばかり。妹は途中で寝てしまって、母が毛布をかけていました。
湯上がりに、売店でみかんを買って、帰りの車で分けて食べました。祖父に、帰ったら一局打とうと言われて、一応、はい、と答えたものの、湯でのぼせていて、たぶん負けます(笑)。ぼくはビール一杯で赤くなるので、温泉でも顔だけ先に赤くなります。まあ、また今度。
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