雨の日曜に、道具箱をひっくり返した
朝から雨やったので、走るのはやめて、今日は一日かけて道具の手入れをすることにした。
鉋の刃を研いで、のみの裏を出して、のこぎりの目の具合を見ていく。使ったらすぐ手入れ、というのは先輩に叩き込まれたことやけど、現場が続くとどうしても後回しになってしまう。ほんま、刃が泣いてるわ。砥石に水を打ってひたすら研ぐ、この時間が俺は嫌いやない。
先週、現場で墨付けをしてたとき、のみの切れが悪くてほぞ穴の底が少し荒れた。親方に見られたら、たぶん何も言わんと道具を指さすやろな。それが一番こたえるやん。気づいたんは自分やから、今日のうちにきっちり直しておいた。
高校のころから使ってる道具箱も、底までひっくり返してみた。出てきたのは、錆びかけた小さな毛引きと、実習棟で使い切った短い鉛筆。毛引きは油を塗って、また箱に戻した。それだけで、ええ感じに落ち着いた。
夕方には雨も弱くなってきたし、明日の朝は走れそうやな。道具も体も、ぼちぼち整えていくわ。
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