ゼミで借りた一冊を、電車で読み終えた
前期の授業が終わって、ゼミのレポートも出しました。今日はアルバイトのない火曜で、朝のうちに図書館へ本を返しに行きました。
借りていたのは、鉄道が出てくる近代の小説を集めた一冊です。ゼミの先生に勧められて、夏のあいだに少しずつ読んでいました。汽車の窓から見える景色が、人の気持ちとそのまま重なっていく場面が多くて、やっぱり鉄道は小説のなかでも「動いている背景」以上のものなんだなあ、としみじみ思いました。駅のホームで人を待つ場面は特にいい感じで、同じ場面を何度か読み返したくらいです。
読んでいて気になったのは、汽車の速さの書かれ方でした。ある作品では「遅い」と書かれているのに、別の作品では「あっという間」と書かれていて、時代や乗る人の事情でちがうんですよね。それで、年表のようなものをノートに作りはじめて、気づいたら三ページ分になっていました。路線の開通した年と、作品の発表された年を並べると、ちょっとだけ見えてくるものがあって、凝りすぎかなあと思いつつ手が止まりませんでした(語りすぎました)。
返却のあと、また別の本を二冊借りました。今年の夏は本当に暑くて、西日本の豪雨のニュースも心に残っています。冷房のきいた図書館の閲覧室で、少し長く座っていました。卒業論文のことは、まだ先の話ですが、題材のあたりがぼんやり見えてきた気がします。
帰りの電車で、借りた一冊目をひらきました。窓の外は晴れていて、ページに光が当たってまぶしかったです。
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