雨あがりの尾根を、妻と二人で歩いた日のこと
結論から書くと、妻と歩く山は、ひとりのときより時間がかかりますが、そのぶん景色をよく見る山になりました。先月の話になりますが、引っ越しの片づけがようやく落ち着いたので、二人で近所の低山に登ってきました。(標高は約400mです)
理由は三つあります。まず、妻は歩きながらよく立ち止まります。苔の色や道ばたの草、遠くで鳴いている鳥の声まで拾うので、黙々と登るほうの僕は、最初のうち歩調が合いませんでした。次に、休憩の回数が増えます。水を飲むたびに十分は経つんですよ。そして三つ目は、コースタイムの数字を、僕のほうが気にしなくなったことです。たぶん、これがいちばん大きいです。
山頂の手前に、西原神社の梅の木が木々の隙間から小さく見える場所があって、妻が「実がもう青くなってるね」と言ったまま、しばらく眺めていました。梅干し好きの僕は、秋に漬ける梅の相談まで、ついでにしてしまいました。笑
今日は朝から強い雨で、窓の外の北の山がまったく見えません。これを書きながら、あの日の乾いた尾根道を思い出しています。次は、妻が選んだ本を一冊ザックに入れて、山頂で読む予定です。
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