離れの灯りが、夜までついていました
祖父が入院して、今日で何日目になるでしょうか。整理すると、年末に入る前に熱が下がらなくなって、父が車で病院へ連れて行き、そのまま入院になりました。僕は詳しい病名を、まだきちんと聞けていません。
今日は朝から、家の中の空気が少し静かでした。理由は二つあると思います。一つは、母が午前中に病院へ着替えを届けに行ったこと。もう一つは、いつも離れから聞こえる祖父のテレビの音がないことです。祖母は離れにひとりでいるので、夕方に僕が母屋のお雑煮の用意を少し運んだついでに、様子を見に行きました。祖母は「大丈夫よ」と言っていました。でも、灯りは夜になっても、ずっとついていました。
父は口数が少ない人です。夕飯のあと、ぽつりと「ほう、今日は顔色がよかった」とだけ言いました。それで十分なのかもしれません。妹は妹で、いつもの言い合いをせず、こたつで黙って宿題の続きをしていました(冬休みなのに、です)。
祖父はみかん畑を持っていて、山の話をすると、地図の見方を教えてくれた人でもあります。僕にできることは多くないので、とりあえず明日、祖父が好きだった古い山の本を一冊、持っていこうと思います。結局、それくらいしか浮かびませんでした。
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