ひなまつりの前に、お雛様を出しました
三月に入りました。今日は金曜日で、店は普通に開けました。朝のうちは雲が厚く、最低気温は氷点下。それでも昼には8度ほどまで上がって、店先の雪も、少し水っぽくなってきました。
三日のひなまつりを前に、昨夜、店を閉めたあとで、お雛様を出しました。うちの雛人形は、母が子どものころから使っているものを、私が受け継いだ小さな段飾りです。弟の家には男の子と女の子がいますが、あちらは東京の住まいで、飾る場所がない、と聞いています。結局、毎年ここで出すのは、私のためというより、家のためです。理屈で言えば、独身の私が雛人形を飾る必然性はありません。でも出さないと、母が気にします。そういう理由で、毎年出しています。
箱を開けると、樟脳のにおいが、ふわっと上がってきます。お内裏様の冠を、そっと立てて、三人官女の手に、小さな道具を持たせていく。この作業は、手順を間違えると、あとで必ずどこかが余ります。去年は、右大臣の弓を探して、箱の底を二十分さがしました。今年は、しまうときに書いておいた紙が出てきたので、すんなり済みました。去年の自分に、少し感謝です。
店の一角にも、小さな飾りを置きました。改装した惣菜のコーナーの横です。来週あたり、近所の雛宮神社で、毎年やっている、ひな人形の展示が始まります。パートの方が、見に行くと言っていました。私も、店を閉めたあとに、ひと回りしてこようと思っています。
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