一福のカウンターで、七百円もせん
木曜の夜に書いとる。今日は店に立った日じゃけえ、食べ歩きの話は、先月の月曜のことじゃ。
高校のころから通っとる椿商店の近くの中華そば屋、いや、あれは椿商店じゃなかった、ほんで、市内の古い中華そば屋に久しぶりに行った。ここは書かんでもええか。店の名前は出さんでおく。カウンターが七席だけの店じゃ。
丼が来て、まずスープ。鶏ガラの醤油で、あっさりしとる。脂が浮いとるのに、口に残らん。麺は細めのちぢれで、茹で加減がちょうどええ。具はチャーシューが二枚、メンマ、ねぎ。ねぎが、でーれー細かく刻んである。裏の畑のねぎとは、また違うのう。
お代は六百五十円ほど。この値段で、この味は、ぼっけえありがたい。マスクをはずして食べる一杯は、ちゃんと湯気を吸い込める。ほんで、帰り道に車で少し遠回りした。
まあ、そんなもんじゃ。母には「また麺か」と言われるけど、土産にはいつも饅頭を買うて帰る。
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