霧雨の水曜、店を休めんかった日の話
水曜は店じゃけえ、遠出はできん。ほんで、来週の月曜に行く日帰りの下調べを、朝のうちにした。
今朝は6時に起きて、ごまの散歩。霧雨で、ぼっけえ細かい雨じゃった。ごまは気にせんと、松の方へずんずん歩く。傘をさすほどでもなし、ささんと濡れるほどでもなし。まあ、そんなもんじゃ。
行き先は県北の高原にしようと思うとる。地図を広げたら、字がまあ見えん。老眼鏡をかけて、はずして、またかける。手元だけ見える眼鏡は、遠くと近くを行ったり来たりするのがおえん。母に「それ、頭の上に載っとるで」と言われた。さっきから探しとったのに。
道は往復で250キロほど。ガソリンは1リットル156円くらいじゃけえ、まあ許せる範囲じゃ。昼は鶏ガラの中華そばがあればええなあ、と地図の端に鉛筆で丸をつけた。父は店の隅で将棋の本を読みながら「雨が上がるとええのう」と一言だけ言うた。夜に天気を見て、月曜の朝に決める。行けたら、また書きます。
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