木曜の公民館の帰り道、声がまだ出ていた
昨夜は、木曜の合唱団の練習でした。いつもどおり、息子は実家で夕食をごちそうになり、私は仕事を終えてから公民館へ向かいました。
今の曲は、四声の無伴奏です。私のパートは内声で、旋律がほとんどありません。前後のパートの音に耳を預けて、自分の音程を保つ時間が長く続きます。昨夜は、はじめて隣のパートとの和音がぴたりと合った瞬間がありました。指揮の方が手を止めて、「今の、もう一度」と言いました。同じ響きを二度出すのは、思ったより難しいものです。三度目でようやく近いところに戻りました。
帰り道は、鳥居坂の神社の前を通って実家に寄りました。石段の下で、少し足を止めました。声を出し切った日は、頭が静かになります。仕事の数字や、来週の会議のことが、いったん後ろに下がります。くもりで、夜になっても空気はぬるく、窓を開けて歌ってもよさそうな夜でした。
実家に着くと、息子はもう布団の中で、母が「さっきまで、歌のまねをしていたよ」と笑っていました。何の歌かは、わかりませんでした。今夜はギターを少し弾いて、和音の響きを確かめてみるつもりです。
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