FC2

Field & Community Culture Platform

市民ブログ » みかん色の放課後

ちはる

ブリキの湯たんぽは、朝まで温かい

· カテゴリ: 趣味・おでかけ

朝六時。居間の温度計は十一度。くもりで、外はまだ薄暗い。おとといまでの暖かさは、どこへ行ったのか。出勤前に、急いでこれを書いている。

昨日の夜、仕事から帰って、納屋の棚の奥で祖父の湯たんぽを見つけた。ブリキの、表が波型になっているやつ。……これは語らせてください。あの波型、飾りではないんですよ、これが。(薄い板でもへこまないための凸凹で、ついでに表面が広くなるから熱がゆっくり伝わる、という理屈らしい。祖父の本棚の、昭和の暮らしの本に書いてあった)。口金のパッキンだけは固くなっていたので、手持ちのゴム板を同じ形に切って交換。お湯を入れて、逆さにして三十分。漏れなし。一滴も。

タオルで包んで、祖母の布団の足元へ。今朝、起きてきた祖母いわく「朝まで足があったかかった」。触らせてもらったら、湯たんぽはまだ全然あったかい。残ったお湯で顔を洗うのが昔の冬の朝の習慣だったそうで、祖母は洗面器を出してきて、さっそくやりよった。八十七歳の手際。迷いがない。

古い道具は、使われてこそだと思っています(かなり本気で)。納屋に並べて眺めるのも好きではあるんですが、台所と布団の間を行き来しているほうが、ずっと似合うわけです。ちなみに、ごまも夜中に祖母の布団へもぐり込んで、湯たんぽの隣を陣取っていたらしい。抜け目のない十四歳。

……という話でした。わたしの布団には、何も入っていない。

古道具日記

PR 関連する商品(広告)

Supported by 楽天ウェブサービス

コメント

コメントはありません。

コメントの投稿にはユーザー登録(個人番号による本人確認)が必要です。

関連する記事

« 納屋の目覚まし時計が、まだ動いた 

カテゴリ・タグ

カテゴリ仕事・学校(496) 日記・雑記(197) 家族・子育て(677) 暮らし・家計(195) 趣味・おでかけ(768) 季節・行事(284) 動物・ペット(194) 体と健康(227) 食・料理(187) 世の中のできごと(19)
タグ家族雑記日常仕事母行事実家体調息子猫夫ごはん職場冬近所散歩育児長女夏秋節約日記長男犬日曜日失敗畑おでかけ学校休み