母の、冷たい麦茶
日曜日で、仕事は休みでした。三連休の真ん中でした。朝から霧雨がぱらついて、蒸し暑い一日でした。午後になって、母のいる実家に顔を出してきました。
母は74歳です。父が亡くなってから、ずっとひとりで暮らしています。耳が少し遠くなったので、話すときは、いつもより大きめの声を出します。それでも、台所で私が話しかけると、「なんね」と聞き返されます。何度か繰り返すうちに、お互い笑ってしまいました。
帰り際に気づいたのですが、冷蔵庫の麦茶のポットが、空に近くなっていました。この暑さで、母は水分を控えめにしているようです。麦茶をポットいっぱいに作って、コップに注いで、母の前に置きました。「飲みよるよ」と言いながら、結局、一杯飲み干していました。
帰ってから、妻に様子を話しました。妻は早口で、「次に行くときは、ペットボトルも置いてきたら」と言います。たしかにそのとおりです。今度は、取りやすいところに、小さいものを何本か並べておこうと思います。
夜は、ひいきの球団の試合をラジオで聴きました。母の家の居間にも、父が使っていた古いラジオが、まだ置いてあります。今度行ったら、スイッチを入れてみようかと考えています。
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