部室で、ピントの話をしました
放課後、写真部の部室に集まりました。来週末の撮影会の相談です。行き先は、海のそばの堤防あたりになりそうです。
先輩が、前に撮った写真を机にならべてくれました。空と水平線だけの一枚が、ふしぎと目に残って、なんだろう、ずっと見ていました。ピントはどこに置いたんですか、と聞いたら、「遠くの雲の端」と言われました。わたしはいつも、手前のものに合わせてしまいます。ちゃんと聞いておけばよかった。
外は霧雨で、窓の向こうがうすい白でした。それでも雲の切れ目から、少しだけ明るい線が見えて、空がきれいでした。カメラを出したけれど、窓ガラスごしだとぼやけて、とりあえずやめました。
帰りの電車は、乗り物に弱いので、本は読まずに外を見ていました。撮影会の日は晴れるといいな。
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