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市民ブログ » 外れ馬券と第三のビール

やさぐれ

冷蔵庫の奥の、ぬるい四本

· カテゴリ: 暮らし・家計

日曜、朝から雨。外へ出る気も起きんから昼まで寝て、夕方に起きて、そのまま今夜の酒の算段を始めた。

発泡酒の六缶パックが冷蔵庫の奥で二日ほど眠っとって、手前の二本は金曜に飲んだから、残りは四本や。ぬるいとは言わんが冷えきってもないという、この中途半端な温度がいちばんむなしい。冷たさの足りん発泡酒は、麦の気配だけ帯びた水みたいなもんで、ビールが千二百円を超える世の中で発泡酒に文句をつけとる俺も俺やけど。

テレビでは、どこぞの偉いさんが「家飲みで密を避けましょう」と言うとる。ご立派なこっちゃ。こっちは十年以上前から密を避けて家で飲んどるのであって、相手は猫と冷蔵庫の唸る音だけやから、避けようにも避ける相手がおらん。(鼻で笑う)

ほんで先週から倉庫の荷物が倍近くに増えた。みんなが家に籠もってトイレットペーパーだのホットプレートだのよう分からん健康器具だのを買い込むもんで、それを棚から引っこ抜いて箱に詰めとる人間がおる。ステイホームの正体はそれで、家で飲む酒も、誰かが残業して運んだ酒なわけや。そう思うと、ぬるい発泡酒でもちょっと罰が当たる気がする。

結局、四本のうち一本を冷凍庫に突っ込んで、タイマーを掛けて二十分だけ待った。待たされた酒はうまいと相場が決まっとって、その間に猫が足にまとわりついて飯の催促をした。あいつは俺が何を飲んどるかには、まったく興味がない。それが、ええ。

晩酌ぼやき世間

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