豆ひとつぶ、ベッドの下へ
昨日が節分で、今日は立春です。朝七時に起きてカーテンを開けると、空はくもっていて、吐いた息がうっすら白かったです。暦の上では春になったのに、体のほうはまだ冬のままです。
昨夜は仕事から帰って、豆まきをひとりでやりました。小さな袋の落花生を玄関の前にぱらぱらとまきました。アパートなので大きな声は出せず、「鬼は外」はほとんど口の形だけ。「福は内」はなんとか小声で言えました。拾って食べようとしたら、一粒がころころ転がってベッドの下に消えました。ひとまず、今日のうちに探すぞ、自分。
水槽の金魚は、冬のあいだずっと動きがゆっくりで、餌も少なめにしてきました。ところが今朝は、水面にすっと上がってきて口をぱくぱくさせていて、昼の日ざしで水がゆるんだのかな、と眺めていました。尾びれの先が朝の光でうっすら赤く透けているのを見つけて、そういう小さな変化だけで一日が静かにいいものになります。
よし、今日は休みなので、いったん部屋を片づけて、水換えも少しだけやります。夕方は近所を散歩して、梅のつぼみの様子を見に行くかな。
豆ひとつぶ、まだ見つかっていません。
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