縁側の祖母と、午前9時10分
土曜の朝は小雨が降っていたので、干潟には行かず、家で過ごすことにしました。最高気温は24.2℃まで上がり、雨のわりに蒸す一日でした。
9時10分ごろ、祖母が縁側の椅子に座っているのに気づきました。88歳になる祖母は、ここ半年ほどで足腰が弱くなり、庭に出るのが難しくなったのですが、それでも雨に濡れる庭を眺めるのは好きなようです。ええと、私が隣に腰を下ろすと、「今日は雀が少ないねえ」と言うので、数えてみたところ、庭木にとまっていたのは3羽でした。たしかに少ないです。
祖母は昔から、鳥の名前を私よりも先に口にする人でした。畑仕事をしながら覚えたそうで、ヒヨドリは「ひよ」、メジロは「うぐいす色の小さいの」と呼びますが、図鑑の名前と違っていても、見分けそのものは間違っていません。ちなみに、メジロの目の周りの白い輪は、双眼鏡を使わなくても、雨に濡れた庭木の緑の中ではよく目立ちます。
昼前には、母と3人で近所のなかみち公園までゆっくり歩く予定にしていたのですが、雨のために取りやめになりました。祖母は「また晴れたらね」と笑っていて、歩ける距離は去年より短くなっているのに、予定を決めておくと本人の顔つきがはっきり変わるのです。私も週の予定表を埋めるのが好きなので、その気持ちはよく分かります。
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