静かなアニメの、静かな最終回
仕事から帰って、録画しておいた最終回を見ました。山の麓の小さな町で、少女が天文台の仕事を手伝う話です。三か月、毎週木曜の夜を楽しみにしていたので、終わってしまうのが少し寂しいです。
この作品のいいところは、大きな事件が起きないことです。星を見る、お茶を飲む、郵便配達の人と立ち話をする。そんな場面が続くだけなのに、見終わると気持ちが整っています。最終回も、特別なことはほとんどありませんでした。ただ、主人公が初めて自分で望遠鏡の向きを合わせるところで、音楽が一瞬だけ止まります。あの間の取り方が本当に好きで、思わず巻き戻して三回見ました。背景の山の描き方も丁寧で、稜線の色が時間によって変わっていくのが、実際に山で朝を迎えたときの空とそっくりでした。話しはじめると止まらなくなるので、このあたりでやめておきます。
今日は朝からずっと霧雨で、帰り道も空が低く、星どころではありませんでした。それでも、見終わってから窓を開けたら、雨の匂いがして、これはこれでいい夜だなと思いました。
実は、このアニメの話を山で知り合った人にしたら、「私も見てた」と言われて、先週は二人で感想を言い合いました。同じ場面で同じように泣きそうになっていたと知って、少し照れくさかったです。最終回の感想も、また聞いてみようと思います。
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