霧雨の峠道を、ゆっくり下りた
今日は、仕事が終わってから走ったのではない。早く帰れたので、日が落ちる前に、近所の裏道を少しだけ流した。金曜の夕方に、こういう時間が取れるのは珍しい。
朝からずっと霧雨で、路面は濡れている。気温は十度あまり。ジャケットの下にフリースを着て出た。濡れた落ち葉が道の端に溜まっていて、タイヤが滑りそうな場所は、走る前から目で拾っておく。こういうところは、速度を落とすだけだ。
鎌山峠の下りでは、広葉樹が黄色から茶色に変わっていた。霧雨のせいで、遠くの山は輪郭がぼやけている。晴れた日より、こちらの方が秋らしいと思う人もいるだろう。私は、乾いた路面の方がいい。
途中で一度止まって、ヘルメットのシールドを拭いた。曇りは、拭いても三分で戻る。そろそろ、曇り止めを買うころだ。雪が降れば、今年もバイクは車庫に入る。あと何回走れるか、数えるほどの休みしかない。
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