文系と理系の分かれ道
昨夜、長女がビデオ通話をかけてきて、上の孫が来年から理系に進むと決めたと聞いた。高校1年の16歳で、もう文系と理系を分ける時期になっとるのかと、少し驚いたもんだ。
理由は「ものを作る仕事がしたい」だそうでな、長女は笑って話しとったが、わしは画面の前で返す言葉に困ってしまった。うれしいんだけど。
下の孫の美咲は中学2年で、バレー部の朝練に行っとるという。朝が早いのはわしも同じだに、きっと眠い目をこすりながら、暗いうちから家を出とるずら。長男のところの陽菜は9歳で、盆に会うたきりだが、背丈はもう伸びとるはずだ。
昔はな、中学を出たら弟子入りで、行き先を選ぶ余地などなかった。いまは道がいくつもあって、迷えるのはありがたい時代だと思う。ふふ、手を動かしてみりゃ分かる、とだけ伝えてくれと、長女に頼んでおいた。
外は霧雨で、サバは縁側で丸くなり、おはぎはピアノの部屋の隅におる。今朝は弾く前に楽譜をひらいたが、孫の顔が浮かんで指が止まってしもうた。まあ、そんな朝もあるもんだ。
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