振込の桁を、ひとつ間違えた日
久しぶりの更新です。日曜の朝、霧雨があがって少し明るくなったので、犬のコタロウと北原中央公園まで歩きました。銀杏の木は、まだ葉のない枝を空に伸ばしています。歩きながら、入社したばかりのころの失敗を、ふと思い出したんですよね。
窓口に立って、まだ二か月ほどのころでした。お客さんの振込を受け付けて、金額を入力したんですが、ゼロをひとつ多く打ってしまったんです。ちょっと待って、わたし、確認の画面でも気づいてなかったんですよ。最後に先輩が「この金額で合っていますか」と声をかけてくれて、はじめて見直しました。血の気が引く、という言葉を、あのとき体で知りました。
幸い、送信の前だったので、取り消して打ち直すだけで済みました。お客さんは「いいのよ、慎重にね」と笑ってくださって、それがかえって、じわじわ胸にしみました。先輩には、金額は口に出して読んで、お客さんにも見ていただく、と教わりました。いまも毎回、声に出して確かめています。
コタロウは十二歳になって、歩くのがゆっくりになりました。わたしも、あの頃よりは少し落ち着いたかなあ。やっぱり、数字の前では、いつまでたっても新人のつもりでいたほうがよさそうです♪ 帰ってから、紅茶をいれて、肩をぐるぐる回しました。うん、わたしの課題は、肩こりを直すことが先かもしれません。
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