雪の日に届いた妹のメール
今日は朝から雪でした。現場は止まらず、午前中は屋根のない作業場で材料の加工をして、夕方に帰ってきました。手がかじかんで、かんなを持つ指の感覚がなくなるくらいの寒さでした。
帰ってから、妹のメールを読みました。春から県外の病院で看護師をしていて、年末年始も勤務があるそうです。今年は帰れないと書いてありました。夜勤が続いて、最初のころは何度も泣きそうになったけれど、いまは患者さんに名前を覚えてもらえるのがうれしい、とも書いてありました。
妹は昔から、きびきびしていて、弱音をあまり言いません。そのぶん、短い文の中にある「疲れた」の一言が、少し重く読めました。返信には、風邪をひかないように、ちゃんと食べるように、とだけ書きました。もっと気の利いたことを書きたかったのですが、うまく出てきませんでした。
祖父の葬儀のとき、妹は休みをもらって帰ってきて、最後まで棺のそばにいました。あのときの背中を、ときどき思い出します。母は、帰れないと聞いて残念がっていましたが、すぐに荷物を送る支度を始めていました。父は何も言わず、新聞を読んでいました。
正月は、実家でギターでも触りながら静かに過ごします。妹が戻ってきたときに、何か一曲弾けるようになっていたいです。
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