リレーのバトンのように、台本をにぎりしめた娘
12月24日、火曜日です。朝のうちに洗濯を済ませてから、出勤しました。夕方の窓口は、年賀はがきを買いに来る方で、にぎわっていました。
先週の土曜日、長女の保育園で、年長さんの発表会がありました。夫は仕事の都合で、前半だけ。母は最初から最後まで、客席で見てくれました。
長女の役は、劇の中の「語り」です。セリフは多くありません。でも、一人で前に出て、ゆっくり、はっきり言う場面があります。家では毎晩、台本の紙を持って練習していました。わたしが聞き役でした。「今のところ、もう一回」と言われるたびに、台所の手を止めて聞いていました。
本番は、最初の一言だけ声が小さくて、少しはらはらしました。それでも二言目からは、いつもの落ち着いた声に戻って、最後まで言い切りました。
終わったあと、舞台の上で目が合いました。
にこっと、笑ってくれました。
しんとした客席の、小さな光のような顔…
長男は、最前列で、ほかの子の劇を見ながら足をぶらぶらさせていました。自分の姉が出てくると、急に大きな声で名前を呼びそうになって、夫に口をおさえられていました。確信犯だなあ、と思います。
帰りの車の中で、長女は「もう、きんちょうしなかった」と言っていました。来年の春には、小学生です。いつのまにか、大きくなっているのでしょう。
家に着いてから、母が持たせてくれた煮物を、みんなで食べました。ゆっくり、あたたかい夜でした。
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