ハンカチのつもりが、手袋だった
朝から、強い雨でした。出庫のころには道のくぼみに水がたまっとって、ワイパーをいちばん速くしても、前がにじむごたる日でした。
雨の日は、駅からも病院からも、電話がよう鳴ります。今日もお昼を食べる間がなくて、信号待ちでゆで卵をひとつだけ。お年寄りのお客さんが降りるときに「こげん日に、ありがとうね」と言うてくださって、それで午前中のぶんは、もう十分ばい。
夕方からは、公民館の俳句教室でした。雨はまだ降りよったけど、教室の日は休まんと決めとります。ばってん、着いてハンカチを出そうとしたら、上着のポケットから出てきたのは、会社の白いてぶくろ。濡れた手でそれを広げかけて、隣の席の人に笑われました(笑)。先生にまで「よか題材ね」と言われて、顔が熱くなりました。
手袋の白さ残して秋の雨
手袋は冬、秋の雨は秋。季重なりたい、と言われるのは分かっとったけど、出してみました。案の定、先生は首をかしげて、にっこり。わたしも一緒にかしげました。まぁ、よかたい。今日の手袋のことは、句帳のいちばん後ろに、ちゃんと書いておきます。
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