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かんなくず

砥石の面を直す日

· カテゴリ: 暮らし・家計

日曜の朝、作業小屋で中砥の面直しをしました。砥石は使っているうちに、真ん中がへこみます。へこんだ砥石で鉋の刃を研ぐと、刃先が丸くなり、切れが落ちます。だから、研ぐ前にまず砥石のほうを平らにします。

使うのは、荒い目の砥石と水です。面直し用に、一枚だけ取っておいたものがあります。中砥の上で円を描くように擦り、鉛筆で引いた格子の線が全部消えたら、平らになった目印です。今朝は線が消えるまで、二百回ほど擦りました。差し金を当てて、すき間がないことも確かめました。右手の親指の爪は厚く変形していて、砥石を押さえるのにちょうどよい角度になっています。

作業をしていると、村瀬さんの言葉を思い出します。テニスのガットを張り替えるたびに、「道具は、使う前の十分で決まる」と言っていました。ダブルスでも、ミスをしない人は、試合が始まる前の支度が丁寧でした。私の鉋も、同じだと思っています。

小屋の外はくもりで、最高気温は12℃ほどの予報でした。朝のうちは、手がかじかむほど冷えていました。鉋の刃は、紙を一枚削ってみて、薄く透けるように削れました。昼前に切り上げて、道具を拭いて油を引き、棚に戻しました。

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