小正月の煙を、写真でだけ見ました
今日は日曜ですが、仕事でした。早番で、朝から霧雨がずっと降っていました。
昼休みにスマホを見たら、母からLINEが来ていました。峰見さまのどんど焼きの写真です。今年は父が、しめ縄を持って行ったそうです。煙がうすく空に伸びていて、その横に、マフラーを巻いた犬が写っていました。足もとがちょっとだけふらついて見えて、もう十歳なんだなあ、としみじみしました。
わたしは以前は毎年、小正月には顔を出していました。去年は寮が長岳のほうにあるので、なかなか帰れませんでした。今年も、店の営業時間が短い分、シフトがぎゅっと詰まっていて、日曜に休めません。弟も仕事で、家には両親と犬だけです。にぎやかだった食卓が、いまは三人分なんだろうなと、想像してしまいます。
返信は「いい写真ですね。煙のにおい、おぼえています」と打ちました。母からは「また来月ね」と一言だけ。やっぱり、そのくらいの短さがちょうどいいのかもしれません。
帰りは、霧雨の中を寮まで歩きました。部屋に着いて、写真をもう一度ひらいて、犬の顔を指で大きくしました。耳が立っているのは、昔のままでした。(語りすぎました)
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