仏壇のお茶を、かえた
水曜で店が休みやけん、妻と母の家に行った。朝から霧雨で、さむかった。
母は元気そうやった。よくしゃべる。近所のおばさんの話を、15分くらい聞いた。おれはうなずくだけ。まあ、それでええと思う。
仏壇のお茶が、ぬるくて古かった。かえようとしたら、母が「さっきかえたとこよ」と言う。ほんまかな。湯のみのふちが、かわいとった。ちょっと黙って、あたらしいお茶をいれた。父の写真は、まえと同じ顔でわらっとる。
母は台所に、ひとり分の小さい鍋を出しとった。ひとり分の鍋。なんか、それが目にのこった。昼は3人でうどんを食べた。母のうどんは、だしがうすい。でも全然おいしかった。
帰りにみなと公園の近くをとおった。霧雨でうみがぼんやりしとった。あずまやに誰もおらんかった。能登のニュースを、母はまだテレビで見よる。「あっちの人らは、えらいね」と言うとった。
また来週も行く。まあ、ぼちぼちやね。
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